2016年2月20日土曜日

禅のリズム(雪の歌)

※雪をまじまじと、魅入る

雪が降るようにして ねらう
とらえどころのない 一時

人を選ぶのを 前にして
揺れの明らかな 火種

手玉にとれたなら 掬い上げる
剣の動きにて 書する

おじきをする事で 風を斬る
風は止むものの 雪は降る

息でえぐるのは 体温
忘れる事の無い 息吹き

どなたにも問う事の無い 空白
孤独はひとりでに 立ち返る

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